アップデートが公開されるたびに、これからは〇〇に気を付けなければ、なんてことを考えますが、このような目先の対策にとらわれてしまうことのないようにしたいものです。ネット上でも、今回のアップデートを乗り越えるための指南などがたくさん出てきます。でも、これらを参考にしても、またちょっと先になれば別のことが大問題になってしまうわけです。過去においてGoogleは、ユーザーの体験はランキングの要素になることはないと発言したことがありました。しかし、そうではありませんでした。この時に、Googleの発言を真に受けてしまい、何の対策もしなかった人と、先を見て対策をした人との間にはランキングの差はとても大きなものとなりました。木を見て森を見ずにならないように、アルゴリズムだけに一喜一憂しないようにしましょう。
アップデートの目的を考える
Googleの後ろにはユーザーがいます。そのユーザーの姿を想像してみましょう。ユーザーが求めるものこそGoogleが目指す理想なのです。Googleのアルゴリズムはその時点でユーザーにとって必要なものをアルゴリズムに取り入れます。ユーザーの事情も時代の変化とともに変化していくものです。そういうことで、ユーザーの事情がどこに向かって行くのかというのも先読みできないといけないのかもしれません。それがこれからの施策をするために重要だということです。アップデートの目的をGoogleの気持ちになって考えるのも大切です。SEOに取り組むならば、常にユーザーのことを頭に置いて考えて行きましょう。もちろん、それはGoogleの気持ちになって考えて行くということと同じなのです。どのアップデートも時代と状況に応じて考えましょう。
アップデートと時間の経過
アップデートというものは、状況が変われば過去のものになります。時間の経過とともに世の中の常識も変わりますが、ユーザーの考え方も変わってきます。常にユーザーの立場で考えてみれば、アップデートが過去のものになれば、それは当時の常識が今の非常識ということになるわけです。アルゴリズムは日進月歩。常に進化し続けているのです。UXについていえば、過去のGoogleの発言とは違って、UXの改善を目的に導入した評価指標が2021年に開始されました。WEBサイトのコンテンツは当然、大事なことなのですが、UXも求めているということがわかります。UXが向上すれば滞在時間が長くなるそうです。直帰率の低下にもつながっているといわれています。だからこそ、Googleは新指標として、必要だと考えているのだと思います。