ロボットに響く言葉を考える

ロボットに響く言葉を考える

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自立語を利用してロボットに理解してもらえる文章を作成しましょう。ポイントとしては、形態素の概念を理解するということです。形態素というのは、「これ以上の細かい区切りは入れられない。これ以上分解できない意味のある最小単位」のことをいいます。そして形態素は、「単語と単語でないもの」に、そして単語は「自立語と付属語」に分かれています。単語でないものは、接頭辞と接尾辞です。実質的な意味を持つものは「単語」です。さらに単語を細分化していくと、名詞や動詞などの自立語、助詞の付属語という部類に分けることができます。検索エンジンのロボットは、自立語の中にある言葉を「重要」と認識するそうです。文章全体の中で自立語が大きなカギです。①総数、②出現率、③出現位置、という三つの要素などを計算して、ランキングをだしているそうです。

SEOに重要な自立語を考える

単語の中でも、「が」のような付属語である助詞は、一般的に読者が検索するときに入力しない言葉なので、検索から外すということが多い言葉になっているそうです。また、それだけではなく、ロボットが評価するときに考慮しない言葉でもあります。日本語は英語と違って空白を使って、単語を区切るわけではありません。「I have a pen」は「私はぺんを持っています」となります。しかし、検索エンジンのロボットの方は、英語と同じように、言葉を区切って処理をします。単語の中の自立語は、名詞、動詞と品詞で分けることができます。例えば、名詞は大学、動詞は遊ぶといったものです。形容詞は青い、形容動詞は、静か、です。これらの品詞がSEOではカギとなる要素となります。「大きな」「小さな」という連体詞もSEOに大きく関わってきます。

テキスト処理ツールと解析

テキスト処理ツールと解析

SEOでカギとなる品詞ですが、これらを一目で確認できるというツールがあるそうです。テキスト処理ツールに上位表示したい検索をします。上位にあるWEBサイトを開きます。そのあと、テキストをコピーして、「テキスト処理ツール」の中の「形態素解析」タブ内の「解析対象の文章」に貼り付けてください。最後に「解析」ボタンを押すと、品詞ごとに抽出されます。コピーする範囲は、メインコンテンツエリアを中心にしてください。可能なら全情報を貼り付けましょう。ロボットは、文章を読み解くことが今もできないそうです。そのため、品詞の中の自立語で統計情報をとり、上位表示にふさわしいかどうかを判断するそうです。自立語の中でも特に重要なのが、共起関係の言葉だそうです。例えば、ラーメンならチャーシューとかメンとかネギとかのことです。

共起関係の言葉は特に重要

検索エンジンのロボットに有効なのは、同じキーワードを取り扱ったWEBサイトの中で、一緒に使用されやすい言葉なのだそうです。これを共起関係の言葉といいます。しかし、人間なら、「きゅうり」「トマト」「レタス」「マヨネーズ」と聞くと、「サラダかな」と思いますが、ロボットは、「……かも?」程度のことしか判断できないそうです。検索の意図を理解させるとなると、やっぱり、「サラダ」とズバリキーワードを使う方が良いと思います。「ラーメン」なら「チャーシュー」「メン」というような共起関係の言葉を中心にコンテンツを構築して、ライティングしていきましょう。SEOに自立語は響く言葉です。その中でも、共起関係の言葉は、SEOにおいても、より響きやすい言葉となります。ランキングに影響するコアな言葉として使いましょう。

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